無形文化財の鶴来のほうらい祭りは、高さ5mを超す大迫力のお神輿です。
見どころ満載! おふるまいと美味しい屋台や、他にはない放送NG替え歌もお祭りで聞けます!
ほうらい祭りとは
石川県の鶴来のほうらい祭りは、毎年10月初旬に開催されます。
正式名称は金剱宮秋季例大祭、もしくは秋季例大祭神輿御渡といい、白山市(旧鶴来町)祭りで、白山市の無形民俗文化財に指定されています。
最大見ものの造り物(つくりもん)と呼ばれる長さが5m位な大きな人形を乗せた山車が有名なお祭りです。
お祭り期間は二日間に渡り、上の地区と下の地区を順番に回ります。
お祭りの由来や歴史
「ほうらい祭り」の名前の由来は、神輿・造り物を担ぐ若衆の掛け声“ヨーホーライ”から。
それと中国の伝説に登場する蓬莱山、宝が来る、このような意味にとらえてもらえる様にあえて、ひらがなにしている様です。
下の画像は金劔神社です。
出典:wikipedia
ほうらい祭りは、今から約800年ほど前の白山事件が、その原形となり始まったと言われてます。
その白山事件とは、加賀の国司、貴族の藤原師高が白山の末寺を焼いてしまったことが、僧侶の逆鱗に触れ各地で目代と寺社の間で紛争が勃発。
藤原師高の処罰を強訴するため、京の都へと神輿を担いでいく途中の紛争で死者やゲガ人が出たりもしたが、訴えは訊き入れられ師高は尾張へ流されました。
最後に帰って来たのが金劔神社の御神輿です。
これが、ほうらい祭りの原型とされてますが、長い歴史ですね。
2019年の日程・時間や場所など
2019年ほうらい祭りの日程・場所を紹介します。
日程 | 10月5日(土) 6日(日) |
時間 | 12:00~22:00 |
開催場所 | 旧鶴来市街地 |
住所 | 白山市日詰町巳118 (鶴来金劔宮) |
ほうらい祭り実行委員会 | 076-274-9544 |
地図 |
2日間の予定
10月5日 (土)
1日目は前厄の人が、祭りの初日の正午に神社を出発し、男段と呼ばれる表参道の急な階段を下り、南地区の各お祓い所で神事を行います。
22時ごろに町の中心部にある御仮屋で一晩を過ごします。
10月6日 (日)
2日目の正午からは後厄の人が、北地区の各お祓い所で神事を行って、送り獅子が行われた後に、女段と呼ばれる階段を通って22時頃に神社に戻ります。
見どころ
・ほうらい祭りと言ったら、造り物と言われる大きな人形!
・加賀獅子のなかでも、最も勇しい鶴来の獅子が見ものです。
・お神輿は厄年の人が交代で、2日間の町の練り歩きです。
造り物 (つくりもん)
青年たちが毎年、5m位の町巨大な人形を乗せた山車が見物人を楽しませています。
造り物は武将や歌舞伎の演目などを題材にして、毎年、趣向を凝らしたものが作られてます。
出典:Wikipedia
過去の造り物は白山市八幡町、パーク獅子吼内の造り物の館に展示されており、無料で観覧できる様です。
獅子方(ししかた)
神輿の先導役の獅子方です。
昔は女性の赤い肌襦袢を着た事からアカバ衆と呼ばれる人達が「棒振り」と呼ばれる演舞を披露します。
無形民俗文化財に指定されたこの棒振りの舞は、棒や刀、薙刀や鎖鎌等の武器を手にして、むしろ殺陣に近く迫力満点!
この舞は各家の軒先や見物要所で棒振りの舞が見られます。
獅子方の中には、奇怪なお面と奇抜な衣装で獅子の周りに出没し、子供を驚かしたり大人には笑いを振りまく道化のような獏面も人気者です。
神輿 (みこし)
造り物と獅子方がお神輿と一緒に巡業します。
神輿の担ぎ手には、白丁(しろば)と呼ばれる全身白い衣装の厄年の人が前厄を向かえる者が初日、本厄を向かえる者が二日目となっています。
今年もあっという間で楽しかったな〜
早く来年なれ〜て毎年思うよね😂😂笑#1006 #1007 #1008#ほうらい祭り #鶴来 #朝日 #恵比寿天 場所: 金劔宮https://t.co/LcaLI6urki
— 谷路 瑠香 (@lu_san95) 2017年10月10日
ほうらい祭り歌
こちらが正調の歌です。
実は放送禁NGワードが含まれる赤面もの替え歌もあるのです。
2日間、お神輿を担いている若い衆達が町を練り歩きながら歌いますよ。
お祭りでその替え歌を直にぜひ聞いてみて下さいね。
アクセス
お祭り会場への電車と車のアクセス方法をご紹介します。
電車でのアクセス
最寄り駅は、北陸鉄道石川線 鶴来駅
「鶴来金劔宮」迄は約500m 徒歩8分位です。
車でのアクセス
白山ICから国道157号線を南に30分程南に向かいます。
駐車場
鶴来駅周辺には無料駐車場は、いくつか用意されてますが混雑が予想され、満車になる可能性がありますので、早めの到着した方がいいですね。
石川県白山市鶴来日詰町巳118 150台無料
TEL 076 274 9544 (白山市観光課内)
なるべく公共機関の利用がおすすめです。
交通規制
交通規制の地図を紹介します。
昨年の巡行地図ですが同様予定です。
10月5日 (土) は青色、10月6日 (日) は赤色の規制線です。
屋台情報
祭りには欠かせない沢山の屋台や出店があります。
場所は金劔神社の参道両端です。
無料休息所うれしいおふるまい
「横町うらら館」が開放されます。
出典:北陸中日新聞中山新聞舗
祭り寿司やお酒などの嬉しいおふるまいもあり、時間は土日とも13時~で無くなり次第終了となりますので早めに行きましょう。
地元特産品の販売も行っていますので、お土産を買うのもいいですね。
場所は、鶴来新町タ1
★開館時間
5日:10時~20時
6日:10時~18時
鶴来の伝統食の提供
つるぎショッピングスクエアレッツの前
鶴来地区の若手経営者達の「元気プロジェクト合同会社」がクマザサと県産米の新品種ひゃくまん穀を使った笹寿しが人気を集めました。
場所は無料休息所から100m位の所です。
まとめ
歌に踊りと大きな造り物とお神輿に屋台、夜には造り物が灯りで照らされて1日中活気があります。
迫力ある鶴来のほうらい祭りを、見て聞いて食べて楽しみましょう。