何のトクにもならないかも知れませんが、誰かに話したら「へぇ~!」となる日本の雑学を集めてみました。
知って誰かに話してみましょう。
舞台の上手とは左右どっち?
劇場では上手から・下手からなどと、よく言いますよね。
舞台側から客席を見ると左手、客席から見ると右側が上手となります。
左が上位で右が下位とされていた中国にならって、日本でも左側が上位の上手、右が下位の下手にしたのだとか。
芝居などで、登場人物が複数でる場合は格の高い人物が、右(舞台からは左)側の上手に配置されます。
歌舞伎の花道の由来
役者が、舞台に向かって左手後方と舞台に出入りする為に、客席の間に造られている通路を花道と言います。
出端(デハ)と呼ばれる通路での演技も、すぐ目の前で見られるので親近感が持て、花道側の客席は人気があります。
この花道で役者に、花(ご祝儀)を渡した事からその名が付いたのだとか。
ご祝儀を花と言う訳
その昔、ご祝儀袋に花を挿して渡したていた事から言われるようになりました。
*因みに花街でも旦那衆が、芸者さんや舞妓さんを呼んで遊んだ代金を、昔から花代と言います。
相撲の花道の由来は
力士が土表に出入りする花道は、平安時代に行われていた宮中の年中行事から。
宮中の相撲節会に出場する力士が髷に花をさしてた事が由来しました。
昔は、左方(東)の力士は葵の花、右方(西)の力士は夕顔の花をそれぞれ髪にさして入場してたようです。
その後は土俵に向かう通路の両側に葵と夕顔が植えられ、花道と呼ばれるようになったと言われてます。
同じ花道でも、歌舞伎と相撲は由来が違いますね。
土俵入りで力士の仕草は
力士は土俵に上がると、四股を踏み腰を落とし柏手を打つ。
次に両腕を左右に開いて、はじめに上を向けていた手のひらを下に返しますよね。
これは昔、野外で相撲をとっていた時に、お清めの水がない場合に雑草をもんで手を清めた事
を柏手で表現したもの。
両腕を開くのは武器を持っていない事を表しています。
出典:https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1770849.html
大相撲の幕内・十両の土俵入りでは、仕切りの前の仕草を簡略化したものです。
全員化粧まわしをつけ土俵を一周し、中央に向き合い柏手を1回打った後、右手を上げる動作は両腕を開く替わりの略です。
両手で化粧まわしの端を軽く持ち上げるのは、四股を略したものです。
ちゃんと意味があったのですね。
賽銭箱の上に 鈴が有る無いの違いは
提供:http://spitama.net/power-spot/jinjya-sahou/
賽銭箱の上に鈴があるのは神社で、無いのはお寺です。
神社で祀られている神様は、神床と呼ばれる神社の奥にいますので鈴を鳴らしてお招きし、その後に2礼2拍手1礼でお願い事をします。
一方仏様は何でもお見通しなので、鈴で御呼びする必要はなく拍手もNGです。
神様と違い、お願い事ではなく報告事をする方がいいようです。
因みに昔は、海の幸・山の幸や特に白い紙でお米を包んだおひねりをお供えしてた名残りが賽銭箱に。
お賽銭にいくら使う?
出典:https://ko-hey3809.com/mind_hack/mission-in-shrine
1円から1万円札まで色々ですが、語呂合わせや縁起をかついで5円玉を使う人が1番多いようです。
5円玉の枚数で、1枚はご縁 ・2枚は重ね重ねのご縁 ・11円いい縁 ・5枚の25円は二重にご縁 ・41円はよいご縁 ・45円は始終ご縁 1万円では円満に等々・・・ 願いを込めて賽銭箱に投入します。
因みに10円玉(トウエン)は、縁遠くなると嫌われているのだとか。
初詣の時に混んで並んでいる場合でも、あくまでお賽銭はお供え物、後ろから放り投げるのはいけません。
神社に行くときは、5円玉を何枚か両替してから行きましょう!
シカトの語源
出典:http://www.epochtimes.jp/jp/2007/10/print/prt_d10326.html
10月の花札の絵の内、1枚鹿が横を向いていますね。
鹿10(シカト)が由来でした。
まとめ
普段何気に見たり聞いたり使ったりしている事も、意味が分かっていると見方が変わって楽しめますね。