社会環境が変わるにつれライフスタイルも変わり、食生活が大きく変わる事による思わぬ病気になる女性が増えてきました。
気になる内容とは。
痛風女子30年で4倍に
20 年ほど前から、男性がかかると思われていた痛風になってしまう女性が増えている事が分かりました。
飲酒と喫煙、仕事上のストレスもあり、働く女性の毎日が男性とあまり変わりない生活になる事により、病気も“おっさん化”になって来ているようです。
男性特有思われていた、風が当たってもいたーい!!と言う痛風。
最近は、女性にも増えてきているこの病気、尿酸値が高い状態が続くことで、血液中の尿酸が関節に沈着、炎症を起こして、激しい痛みが走る発の病気です。
痛風の患者数は、現在100万人ほどですが、そのうち女性患者は約6万人で、30~50代の男性が圧倒的に多い、’92年に行われた東京女子医科大学の調査では女性患者の割合は、4倍に増加したことになり女性の痛風患者はさらに増える可能性があると言われてます。
一昔前の女性の、生活環境や食生活も変わってきている事が原因でしょうか。
タニタの名誉所長で、生活習慣病の第一人者である池田先生によれば
「女性ホルモンには尿酸値が高くなることを抑える働きがあります。つまり閉経後に、尿酸値が高くなる傾向があるわけですが、最近、女性で尿酸値の数値が高めの人が急増。とくに閉経後の女性の痛風発作が増えています。肥満、ストレスなども影響していますが、体内で尿酸に変わるプリン体の取りすぎも、大きな要因のひとつです」
尿酸を作るプリン体
血液中に「尿酸」が増え過ぎて、結晶化することで起こる痛風ですが、この尿酸をつくる元になるのが「プリン体」です。
アルコール自体に尿酸値をあげる作用がありますが、ビールにプリン体が多いというのは、よく聞きますね。
アルコールだけでなく、美食にもプリン体が多く含まれているものもあります。
特に魚卵にもプリン体が多い事はよく知られています。
キャビア好きなセレブに急増!?
タレントの三船美佳はある番組内で、父である故・三船敏郎さんが、歯がなくても食べられるからと、離乳食をやわらかいフォアグラにしていたとか。
いつも宿題しながら1缶数万円のキャビアを、瓶のままスプーンですくって食べていたとの話に、予備軍を心配する声も。
モデルの森泉も、ベルーガの30グラムで9万8千円もするキャビアを瓶ごと食べると話していました。
すごい!さすがセレブですね。
医師からは「魚卵の過剰摂取は尿酸値が上がり痛風になる可能性がある。」と警告されていたようです。
プリン体の多いアルコールランキング
アルコール飲料中プリン体含有量(100g中)
1位 地ビール 6.66~16.65mg
2位 ビール 4.35~6.86mg
3位 発泡酒 2.84~3.83mg
4位 ワイン 0.39mg
5位 ブランディー 0.38mg
6位 焼酎 0.03mg
出典元 http://tufu.sakura.ne.jp/arukoru.html
やはりビールはダントツでした。
提供:https://www.asahibeer.co.jp/brewery/
これか夏本番!生ビールを飲む機会がふえますが、たまにはベースが蒸留酒の焼酎に変えてみるのも手ですね。
《男性特有の病気》と思い発見・治療が遅れるケースもあるようですので、自分には関係ないという思い込みはしないようにしましょう。
まとめ
生活習慣を変えたり、好きな食べ物を控えるのはちょっと辛いですね。
尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症ですので、心配な人は血液検査をしてみましょう。