追記:7月5日
仰天!金融機関の顧客情報を悪用し、現職警官が78歳の男性から「お金を預かっておく」と特殊詐欺防止の職務と、1200万円をだまし取った。
そのお金を、自分のFⅩの損失した穴埋めに充てていたという。
事件の概要
6月15日、警察官の職務と称して伏見区の一人暮らしの男性(78)の自宅を訪れ、2回にわたり現金1200万円をだまし取った容疑で逮捕された事件です。
巡査長は伏見署地域課に在籍していた昨年11月ごろ、職務と称して京都市内の70代の男性宅を訪れ、「お金を預かっておく」などとうそを言い、現金1千万円をだまし取った疑いが持たれている。巡査長は外国為替証拠金取引(FX)をしており、この取引で生じた損失の穴埋めに詐取した現金を充てた可能性がある、という。
高橋容疑者は「だましたつもりはない、借りたもの」と容疑を否認しています。
公務員で警察官が借用書なしで、この言葉を言えるのが不思議です。
顔画像は
氏名 | 高橋龍嗣 |
年齢 | 38歳 |
住所 | 京都市中京区西ノ京内畑町 |
家族 | 共働きの妻と2人の子供 |
勤務先 | 京都府警伏見区地域課砂川交番 (当時) |
役職 | 巡査長 |
事件当時勤務していた伏見砂川交番
京都市内の私立高校を卒業後、19年に警察官になり交番を中心に勤務していたという。
父親も警察官だったそうで、十数年前に京都市中京区の戸建て住宅を購入している。
昨年は町内会の役職を務め運動会にも参加して、傍目からは和やかな雰囲気といわれていました。
「好青年という印象。『伏見の稲荷大社近くの交番に勤めている』と聞き、大変そうだけど頑張って警察官として勤務していると思った。信じられない」
近所の女性(75歳)
「子供の頃からしっかり者で、まじめな性格。父親と同じ警察官になったと聞いたときは、父親の背中を見て育ったのだなと感じた」
「逮捕されるようなことをする人ではないはずだが、魔が差したのかもしれない」
幼少期から知る女性(70歳)
「本当に詐欺をはたらいていたのなら、警察の信用を損なう行為で残念だ」
近所の男性(76歳)
評判はよさそうでした。
発覚までの経緯
昨今多発している高齢者の特殊詐欺被害を未然に防ぐため、全国の警察は金融機関に対し、高齢者が100万円を目安に高額出金した際、警察に通報するよう呼びかけていている。
警察官は、金融機関から連絡があったらすぐに出動して高額出金をした人の事情を確認し詐欺被害を無くす有効な手段のはずだった。
巡査長は当時、伏見署管内の交番に勤務。
昨年11月8日、金融機関から「男性が680万円を引き出そうとしており、特殊詐欺被害の可能性がある」と府警に連絡。
高橋容疑者は金融機関に駆けつけ、この男性には高額の資産がある事を知った。
交番の上司である巡査部長と一緒に説得にあたり、男性は一旦出金を取りやめた。
同日、巡査部長と一緒に伏見区在住の男性宅を訪れた時、男性が言うには、「巡査部長が席を外したとき、『お金を預かる』と言われ、自宅にあった500万円を渡した」と説明している。
11月14日、高橋容疑者は金融機関に電話を入れ、「(男性が)どうしても680万円をおろしたいと言っている。出金手続きを進めてほしい」と伝えた。
11月15日、高橋容疑者は単独で男性宅を訪問。
職務だからと偽り、「お金を預かっておく」とこの日に金融機関から出金させた680万円を受け取った。
ところが今年の4月、巡査長は伏見区内の交番から山科署に移動になっていた。
男性は巡査長との連絡が途絶えた為に、高橋容疑者が元いた砂川交番に相談した事により問題が発覚したと言う訳です。
まさか現役警官に騙し取られるなど夢にも思わないから、ビックリするやら寝耳に水らだったのではないでしょうか。
高橋容疑者は、背に腹は代えられない程切羽詰まっていた!?
家族もいるのに、借金は人間を変えてしまいます。
追記:7月5日 罪を認め詐欺罪で起訴される
ようやく詐取を全面的に認め、「800万円ぐらいは投資に使った」と供述。
残りの金額は親族への借金返済などに充てたそうです。
「騙したつもりはない借りただけ」等と通る筈がないこんな嘘は、自分自身が思いたかった願望?
お金の返済に困窮すると警察官という立場にあるにも関わらず、人間を変えてしまうものですね。
高橋容疑者は、個人情報が書かれた交番の巡回連絡簿により「別の高齢者にも金を借りに行った」と供述しているようですが、被害は確認できていないという事です。
府警から同日付で同容疑者を懲戒免職とされました。
なぜリスクのあるFXを?
少ない元手で上手くいけば大きな利益がでるFXですが、リスクも大きいFXをしていたのでしょうか。
高橋容疑者は高卒で警察官になったノンキャリアです。
キャリアとノンキャリアでは、どんなに頑張っても出世と年収に大きな差があります。
ノンキャリアでも38歳なので警部になっていてもおかしくないですが、巡査長でした。
なにか出世の遅いワケがあったのかも知れませんが、準じて給料も相応だったはず。
常日頃、不満や焦りを感じていたのではないかと推測でき、FXに走ったのではないでしょうか。
【キャリア】
国家公務員試験Ⅰ種に合格し、様々な省庁の中より警察庁を志望し
警察庁に採用された警察官ことを指す。
*出世のスピードは、例えるならジェット機。【ノンキャリア】
元々、各都道府県採用の警察官。警察庁に出向している人たちを指す。
身分は国家公務員となる。
各都道府県警本部の課長級までの昇進が一般的。
*出世のスピードは、例えるなら各駅停車。
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ネットの反応
偽警官を疑うどころか本物の警官でも信用してはいけない時代になった。こういう奴が本当の「警察の敵」なんだけど警察は身内に甘いからたぶん不起訴免職くらいで終わるんじゃないの。
京都府警巡査長、特殊詐欺対策で知り合った高齢者から1千万円超詐取か 詐欺容疑で逮捕へ https://t.co/Si2GTuw8ej— 小池倫太郎 (@butayamagoriko) 2019年6月15日
こいつの父親の警察官だったというから参ったな
上も揉み消すリスク考えて逮捕したか
奪った金を投資に使っていて、騙したつもりはないだと?w京都府山科警察署の巡査長、高橋龍嗣容疑者(38)https://t.co/RgNZwJRhJ4
— どっと (@doto_6) 2019年6月15日
・本物の警察官まで詐欺したら誰を信じればいいんだ!
・警察官が犯罪を犯した場合普通より重罪で良いと思う
それだけの権限を持っているという事を自覚すべきだ・他にも余罪があると思う。たまに警察からマンションの住居人の個人情報を尋ねられるけど、こういう警察官が流用しているのではないか、とか何に使われているのか不安になることがある。
Yahooニュースより引用