女優の野際陽子さんが肺腺ガンのため81歳で亡くなり、近親者のみで15日に葬儀は執り行われていた事がわかりました。
訃報は野際陽子さんの娘から
野際さんの娘で女優の真瀬樹里(42)さんが所属事務所を通じ、マスコミ各社へのファクスで野際陽子さんが、13日午前8時5分に永眠された事を発表しました。
真瀬樹里さんによると、肺腺癌が発覚したのは3年前で、2度の手術や抗がん剤治療をしながら仕事もこなした、壮絶な3年の闘病生活であったようです。
先月の8日に肺炎を併発して入院し、約1ヶ月程、一進一退を繰り返し必死に戦いぬいたそう。
しかし最後は、親族やスタッフに見守られ、抱きしめる私の腕の中で安らかな顔で天国に旅立ちましたとの事でした。
娘の腕の中で、最後の旅立ちができた事はよかったですね。
お別れの会などは、陽子さん本人の意志によりなどは執り行う予定はない旨をつたえられました。
現在放送されてる昼ドラマのやすらぎの郷で陽子さんは、81歳とは思えない元気で綺麗なお姿でしたね。
裏では病魔と壮絶な戦いをしている事を表に出さず、最後まで女優として美学を貫いた野際陽子さん、立派です。
昨年の週刊誌で、肺がんを患い治療、再発し腫瘍の摘出手術を受けたと報じられた事に対し、所属事務所のコメントです。
「野際は健康問題を含め、個人的な事柄につきまして公にコメントすることは遠慮させていただきたい。」
「今までもいくつかの病を経験してはおりますが、元気で明るく過ごしております。」
提供:https://mantan-web.jp/2015/02/05/20150205dog00m200074000c.html
テレビが一般化した頃からずっと、綺麗で聡明なアナウンサー・女優として多岐にわたり活躍されてきた野際陽子さんとの、お別れを惜しむ方は沢山いると思います。
残念ですね。
突然の訃報に周りの反応は、
長く第一線で活躍していた美しく品のある大女優ですが、気取らない人柄で親しいお友達は多かったのではないでしょうか。
交友の深かった黒柳徹子さん
「大好きだった、そして仲良しだった野際陽子さんへ」と手紙をしたためてました。
内容は、60年前、野際陽子さんはアナウンサー、黒柳徹子さんは放送劇団の頃から、すでに気が合っていて、一緒にフランス語を習ったり、同じお洋服屋さんで洋服を作ってもらったりしていた事。
黒柳徹子さんは、野際陽子さんの感覚と何より正直だった清らかな所が好きで親交を続け、FAXでのやり取りもしていたようですが流れるような美しい文字だった事。
転勤先の名古屋で野際陽子さんのアパートに泥棒が入った話を、おかしくて「徹子の部屋」だけでも4回はして頂いた事など、最後に、
野際さん、胸がいっぱいで、悲しく、なんと言ったらいいのか、わかりません。
この2、3日は、ずっとあなたのことを考えていました。どうしてでしょうね。
そういえば「死」ぬときのことなんかも、呑気に話しあっていましたね。次に、あなたとお会いしたときに、どんなだったか話しあいましょうね。
野際さん、あなたのいらっしゃらない、この世界は、寂しいです。本当にお友達がいなくなったようです。
じゃ、今度お会いするまでね。お友達でいて下さってありがとう。
と、手紙を黒柳徹子さんの所属事務所から公開されました。
6月16日(金)昼0時からの「徹子の部屋」では、最多出演の野際陽子さんの出演回を振り返る追悼特集放送する事が番組公式サイトで発表されてます。
共演した佐野史郎さん
1992年のTBS系テレビドラマで、強烈な存在感を放ちました「ずっとあなたが好きだった」では、佐野さん演じるマザコン男の冬彦さんを、溺愛する母親役が、野際陽子さんでした。
佐野さんは、
野際さん…ていうか、野際ママ。第二のお母さん、
身体はなくなっても、作品の中ではまだ生きてるよ。
そういや、ドラマの中とはいえ、人生で最後にキスしたのが僕でゴメンなさい。本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。
と自身のブログで冥福を祈ってました。
とても印象深いドラマで、佐野さんより冬彦さんの名前の方が定着しまたね。
まとめ
私生活を売り物にしない昔通りの女優魂が、役者として多くの人から愛されてきたのでしょうね。
とてもステキな女優でしたので、真瀬樹里さんが誇りに思う気持ちわかります。