原爆Tシャツやナチス帽で騒動のあったBTS防弾少年団の人気は衰えず。
ビルボードで奇跡的な1位獲得を維持している。
その鍵はARMYが握っていた!
BTSの人気ぶり
韓国のBTS(防弾少年団)は2013年6月にデビューし、17年・18年は驚異的なヒット。
自らも作詞作曲を行う人気ヒップホップボーイズ7人メンバー。
アメリカ音楽賞のトップ・ソーシャル・アーティストというランキングでは、2年連続ジャスティン・ビーバーをおさえてトップになったのがBTS。
米メディアが選んだ世界一の美男10人にアジア人で唯一選出されたのは、ばんたん黄金まんねちょんじょんぐくでございます。 pic.twitter.com/m6GftPtX6t
— 승아 (@mlllllmmm) 2018年12月17日
3月にラインフレンズストア原宿がリニューアルオープンし、防弾少年団とのコラボで誕生した日本初上陸キャラクターグッズ「BT21」
このグッズを買い求めるファンが原宿に大行列を作り話題になりました。
ニューヨークでも3500人以上のファンが長い行列を作り、世界的な人気になった防弾少年団です。
ビルボード1位の鍵
アメリカのビルボードで1位を獲得した「非英語の歌」は集計が始まって以来現在まで、たったの7曲しかありません。
ちなみに、その中の1曲が、1963年の坂本九の“スキヤキ”(“上を向いて歩こう”)です。
BTSは米ビルボード“Social 50”チャートで105週No.1に君臨していて2年連続でトップ・ソーシャル・アーティスト賞を受賞。
あのジャスティン・ビーバーの163週に次ぐ史上2番目に高い記録です。
今年5月に発売した3枚目のアルバム『ラヴ・ユアセルフ 轉 ‘Tear’』も、ビルボード200チャートで初登場1位。
*アメリカ合衆国の週刊誌「ビルボード」に掲載されている売り上げ上位200位のアルバムとシングルの人気チャートで、頻繁にアーティストの人気度を伝えるのに使われるのがビルボード200。
9月に始まった全米公演は、数分で売り切れの場所もあった全部で15会場すべて完売。
皮切りの、グラミー賞の授賞式会場としても有名なロサンゼルスのステイプルズ・センターでは、なんと4日間連続で使用して8万4000人を動員してました。
なぜアジア圏の歌手が急速に全米1位を獲得する事が出来たのでしょうか?
BTSに不可欠なARMY
そこにはBSTのファンARMYの存在が大きく影響していました。
そもそもBTSが所属するBigHitエンターテインメントは規模が小さい事務所だったのだそう。
なのでテレビなどに出演する機会が多く得られなかった為にインターネットの活用、YouTubeやSNSでファンと親密で頻繁にコミュニケーションを重ねていたという。
その結果、「ARMY」と呼ばれるBTSのファンは世界に拡大したのでしょう。
アメリカ在住のアジア系がBTSにとって重要な存在のARMYであることは間違いないようですね。
米映画メディア「TC Candler」で2017年もっともハンサムな顔。
ブルガリアの女性ポータルサイト「Dama.bg」でも世界でもっとも美しい男性で1位。
世界的に人気なアーティストとしてファンを魅了しているメンバー。
海外メディアStarmometer 選定
全世界で最もセクシーな男性’1位’
防弾少年団 JUNGKOOKジョングクが国内を超えて海外でもセクシーさ溢れる男性と認められた
ジョングクはK POPスター、映画俳優、スポーツスター、モデルなど世界的に有名な99人の人物を抜いて最終優勝を獲得 pic.twitter.com/0RMbsoS0K8
— HANA (@HANA_BTS_0612) 2018年12月20日
それにしても、なぜアジア人があの有名なビルボードで1位になれたのでしょう?
全米1位獲得のチャートの実態
ビルボードでファンによるチャート不正操作があったとの報道されていますね。
もともとビルボード「Social 50」は、SNSをもとに毎週、ファンやフォロワーの増加、アーティストページの閲覧数や「いいね」や「リツイート」などの数値が反映され、ランキングが更新されるものです。
これを上手に利用し、2年連続1位にしたとされるARMY。
またネット投票で決まるビルボートチャートではストリーミングサービスの再生回数が重視されます。
1位にさせる手口としては、BTSのアメリカのファン(ARMY)たちが、SNSを通じ意図的にストリーミング回数を増やしてチャートの順位を上げてBTSを押し上げたという。
英ガーディアン紙は、「ソーシャルメディアのファンの力による口コミをここまでうまく生かしたものはなかった」と皮肉の酷評でした。
自腹のARMY
ARMYはかなりの身銭を切って支援をするのだそう。
世界的にも有名なニューヨークのタイムズ・スクエアにあるデジタル画面の広告枠を自腹で購入し、BTSメンバーの写真を掲載している。
17年からファンらが広告を買うようになり、広告代理店によれば、同年は30件ほどのK-POPがらみの有料広告が掲載された。
K-POPの中でもBTSの広告が一番多い。
1週間3万ドル(約340万円)ほどで利用できる。
すごい!熱烈ファンそこまでやる?と関心しまた。
お金持ちなんですね。
上記画像は中国のARMYが昨年12月に出した広告です。
一部のARMYだとしても、プロデュース側とも思える行動は普通のファンの域を超えてますよね。
世界は広いです。
驚異の経済効果
BTSの経済効果だけで4000億円なんだそうです。
消費材料の輸出では約1120億円位上が、BTSに関連するものだという。
韓国へ訪れる旅行客は80万人で、買い物・カジノ・グルメその他の中で目的がBTSという観光客は、全体の7%以上(13人に1人以上)になります。
韓国にとっては経済面で外貨獲得の貴重な資源となれば…。
この勢いに国を挙げてプロモートしている様で、タイムズ・スクエアの広告などは在米の韓国大使館が公式にツイートするなどして拡散の手助けをしているという。
原爆Tシャツやナチスの帽子や旗の使用で、どんな思いをする人がいるかなどは本人達も所属事務所も想像すらしなかったのだと思います。
超多忙なスケジュールの世界的BTS人気は、しばらく続きそうですね。