低迷を続けている中かっぱ寿司、ついに「食べ放題」に打って出ました!
本当にもともと安さが売りのかっぱ寿司、本当に大丈夫?
衝撃の食べ放題
出典:https://www.youtube.com/watch?v=xSTBQqvn0DU
6月13日~7月14日まで、男性1580円、女性1380円、小学生780円、平日の14時~17時までの70分間食べ放題のキャンペーン。
普通に家族で行って食べる平均時間と平均単価では?と思いますよね。
ですが食べ放題となると元を取りに、ギャル曽根やもえあずとまでは、いかなくても1.5倍や2倍くらいは、普通にいけそうな人も沢山いると心配になりますが・・・。
前代未聞の企画
もともと原価率が高い回転寿司は、顧客の回転率がとても重要なカギとなっているので、ビジネスとして成立させるためには数量で稼ぐ食べ放題という、薄利多売方法になったのでしょうか。
回転率を上げるには場所も大きな要因で、全部で348店舗の内20店舗のみで施策を試みているようですが、一度食べ放題が定着してしまうと、そこからの変更は大変だと思うのですが...。
戦略的に正しいとしても、かっぱ寿司にとって大きな挑戦であり、生き残れるかどうかの瀬戸際との声も。
食べ放題に行った人の声は?
出典:http://biz-journal.jp/2017/07/post_19980.html
西宮前浜店をチャレンジ精神で訪れた女子の話では、平日にもかかわらず、スタート30分前に早くも50人以上の人だかりがあり、たたきは開始から1分で完売。
15枚を食べ30分たった頃、隣の男性グループは口々に「俺30枚」「俺も30枚」と声が聞こえたようです。
「茶碗蒸し」「貝の味噌汁」「とり唐揚げ」の他、通常300円のものも食べ放題、これはハマる大人も多いかもと感想、最後はデザートで締め、21枚を完食。
食いしん坊さんには食べるより、注文の速さに力を入れたほうがいいとのアドバイス。
他の店舗では驚異の10時間待ちも記録したようで、広報担当は「お店のスタッフが追いつかないほど」と嬉しい悲鳴を上げたようでした。
実際には大盛況のようです。
かっぱ寿司の1人負け?
出典:https://trip-s.world/kappa-sushi
かつては、回転寿司行と言えば老舗の「かっぱ寿司」が代名詞になるほど、業界トップに君臨してました。
東証1部のカッパ・クリエイトの2017年3月期業績は、営業利益は前年同期25億4900万円の黒字に比べ、5億2400万円の赤字に、最終損益も前年同期52億8100万円の黒字から一転、58億700万円の赤字に拡大していました。
一方ライバルで客単価高めのくら寿司、スシローは業績は順調に推移している模様。
原因は、ブランド戦略の広告宣伝費と販売促進費などの投資を回収できるほどの売り上げができなかっただようです。
他にも作業のスキル不足、品質・サービスレベルの低下、来店頻度の低下、食材・商品の廃棄ロスがかなりあり、コストがかさんだ事が挙げられています。
またコストを抑えるため輸入食材を多用していたものの、円安になり一部の寿司ネタの味が疎かになってしまったのではとの声も。
そういえば一昨年、スシローは満席で整理券を渡されましたけれど、同じ時間帯にかっぱ寿司は人も車もガラガラのようでした。
時代と供に変化していく寿司業界
回転寿司がで始めた頃は安さだけが売りでも、お手頃価格で庶民が食べられると、いっきに回転寿司市場へ、街の寿司屋は激減していきました。
すると今度は、同じ回転寿司の中でも差別化をはかり、高級路線と低価格路線が共存することなるのですが、高級路線はスシローやくら寿司、低価格路線維持はかっぱ寿司という流れに別れそうです。
まとめ
この食べ放題企画が、成長路線の軌道に乗ることができる、起死回生の起爆剤となってくれるでしょうか。