コロナ禍で、おうちごはんでイタリアンを作る人多いですよね。
一時期、バジルやガーリックのトマトソース等や乾燥パスタが品薄状態でした。
アレンジパスタや市販のソースで時短レシピで簡単においしく作って食べる人も増えていますが、日本と本場イタリアンの意外な違いの食習慣とは・・・いったいなに?
イタリア人はパスタをスプーンを使わないで食べる
日本ではパスタをフォークとスプーンで食べてる人がほとんどですよね。
ところが本場のイタリアではフォークだけ。
以前習っていたNHK関連の料理教室のイタリア人の先生が「パスタを食べる時にスプーンを使うのは、お行儀が悪い人か幼い子供です。」と言ってました。
では、どの様にくるくるまるめるかと言うと、スプーンに乗せるのではなくお皿のはじの所です。
ですが、ここは日本。
お箸で食べたりスプーンを使ってもイタリア人以外は誰もお行儀が悪いとは思わないでしょう。
イタリアに行った時やイタリア人と食事する時だけ、不快にさせない様フォークだけにすればいいのではないでしょうか。
ですが、大らかなイタリア人は気にしないかも知れません。
日本人だけかと思いきやアメリカやフランスでもスプーンを使っている様ですよ。
パスタは細い順に、カッペリーニ ⇒フェデリーニ ⇒スパゲッティーニ ⇒スパゲッティ⇒ スパゲットーニ の順に太くなっていきます。
日本ではカッペリーニは冷製パスタやスープパスタに使われていますね。
スプーンはスープパスタ用?
ではスプーンはスープパスタに使う?
実はイタリアに基本的にスープパスタはありません。
個人的には細いカッペリーニ (細いパスタ) のペスカトーレのスープパスタが大好きなんですが、やはり日本人向けのアレンジみたいです。
イタリア人から見たら、海外の人がカリフォルニア巻きを日本のお寿司と思っている事と同じかも知れませんね。
もの凄い数の種類や形のあるスパゲティやマカロニの事をパスタは呼ばれていますが、長い真っすぐのパスタ料理には全てソースが絡めてあります。
しかも、水っぽさがない状態でしっかりとソースが絡んだパスタでないと上等と見なされません。
日本ではパスタの上にボロネーゼ具材を乗せ自分で混ぜる様に出て来るお店がよくありすが、これも日本流なんですね。
ではスプーンを使うパスタが主役ではなくわき役に使う代表的なスープを2つご紹介します。
【ミネストローネ】
日本のレストランでもよくメニューで見かける代表的なスープですが、具沢山の野菜と味のべースはトマトです。
【伝統的な黒キャベツのスープ】
日本では黒キャベツの名前ですが、カーボロネロという葉が丸く巻かないケール科で葉が縮れた細長い野菜です。
ミネストローネ同様野菜が具沢山のスープになります。
日本の家庭ではよくコンソメをつかいますが、イタリアでは味のベースは野菜だしです。
スープ類には、ひよこ豆や赤レンズ豆やカネリー二豆などをほとんど入れますが、各家庭では世界同様それぞれの持ち味があるようですね。
因みにイタリアではスープパスタと言うとラーメンの事?と思うのだそうですよ。
なぜ金曜日は肉料理を食べない?
私がローマ空港に着いた日が丁度金曜日、立ち寄ったレストランでも小魚や白身魚のフリッタ―やフライなど…。
何故かと言うとキリストが亡くなった日が金曜日なので、お肉を食べ無い習慣が続いていたのですね。
やはり肉料理は見当たりませんでした。
かつて古代栄華を誇ったローマには長い間受けつかれた深い歴史があったのです。
シメは甘~いスウィーツってホント?