隣地境界線のトラブルから刃物で首を切り付ける殺人未遂事件まで発展しまいました。
以前は隣同士だった容疑者の老人が刺した被害者は重体です。
事件の概要
3月15日 午後2時過ぎに安藤裕子さん(63)の首を刃物のようなもので切りつけ殺害殺害容疑で逮捕された事件です。
小田原市南町の住宅でこの家に住む女性の首や手などをカッターナイフのようなもので切り付けて殺害しようとした疑いが持たれています。女性は病院に搬送され、重傷です。保田容疑者は事件後、小田原警察署に出頭していました。取り調べに対し、保田容疑者は「以前、女性の家の隣に住んでいて、敷地を巡るトラブルがあり、その話し合いのために行った」と話しているということです。また、「切り付けたことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と一部、否認しています。
安藤さんは呼び鈴が鳴り応対に出たら、いきなり襲われ男が入ってきて「切られたようだ。助けてと聞こえた」と室内にいた夫が通報しました。
救急ヘリで搬送されましたが、複数個所を切られ出血が多く重傷だという事です。
顔画像は
氏名 | 保田明夫 |
年齢 | 69歳 |
住所 | 小田原市桑原 |
職業 | 無職 |
「人を殺したかもしれない」と事件後、警察に出頭しました。
どこにもいそうな老人でいきなり刃物で切り付ける人には見えませんが、以前から確執があって恨んでいたのかも知れません。
動機は境争い
保田容疑者は「以前、自分は民家の隣に住んでいた。火災で家が燃え、再建するときに土地の境界線でトラブルになった」などと話しているという事です。
女性方を訪れるのは今回が2度目だったという。
「玄関先で刃物を見せて脅したところ、相手が騒いだため気が動転して切りつけてしまった。殺すつもりはなかった」と言っているそうです。
刃物で脅されたら私も騒ぎます。
「切り付けたことは間違いないが、殺すつもりはなかった」と否認している様ですが、刃物を用意してあり、首など数か所を切り付けてそれは無いと思えます。
境界線のトラブル
建物を建築する場合には、境界から50センチメートル以上の距離を保つのが原則。
それぞれの敷地面積が狭く,建物が密集している都市部などでは、50センチメートル未満でもよい「慣習」もあります。
ですが、そのような慣習があるかどうかは一概に決めることはできない為、解釈の違いによるトラブルが生じる事があります。
相続された家の場合なら、親からの聞いている話や昔と今の建築基準法や状況も違っているし双方60歳を過ぎていて認識の違いがあったのかも知れません。
土地の境界に関してトラブルになるの多くは、隣地との境界を示す境界標が行方不明だったり、双方の思い込みの誤認によるものです。
土地家屋調査士などに依頼して境界の杭ではっきりさせていればここまでのトラブルに至らなかったのではないかと思います。
事件現場はここ
神奈川県小田原市3丁目。
新幹線と東海道本線の小田原駅から約1Km、近くに小田原城があり事件現場から500m程南に行くと相模湾になります。
商店も近くにあり生活には便利でいい環境です。
画面下の手前の国道1号線、中央やや右横にある断歩道付近の道路を奥へ入った2件目の赤い屋根の辺りです。
手前の赤い屋根の家と隣の白い建物の境界についてのトラブルがあったものと思われます。
ネットの反応
・自分からしたらそんな執着して他にすることないの?って思うけど、執着が止まらないって事は心のバランスが崩れてるからか、、
・この容疑者は、今現在が精神的にも経済的にも満たされてなく、昔のトラブルが昨日の出来事のように思い続けて凶行に及んだのではと思う。
・老人になると昔の恨みを突発的に思い出して復讐しようとするのでしょう。
・殺す気がないなら切りつけたりしません。
・どれくらい昔の話なのだろうか‥なぜ、今?
Yahooニュースより引用
安藤裕子さんの早い回復をお祈りします。